未分類

仲村ケイの政治経済コラム その9

投稿日:



新シリーズ連載
「診療報酬(医療保険点数)が下がり続けている本当の理由①」
    〜 「国家予算が無い」の裏側とは 〜

どもども、IAIR顧問の仲村ケイです。

先日FBのタイムラインで

「診療報酬(医療保険点数)が下がり続けている本当の理由を知りたいですか?」

と掲載したところ、300近くの「イイネ」を頂きました!

ありがとうございます!

ということで、ご希望にお応えしてシリーズ連載を始める事に致しました。

「診療報酬(医療保険点数)が下がり続けている本当の理由 〜「国家予算が無い」の裏側とは〜」

但し、

初めに言っておきますが多少難しい話になってしまう可能性有り、、です。

ですが、なるべく分かり易く説明していきますので、

どうぞよろしくお願いいたします!

・・「診療報酬(医療保険点数)が下がり続けている本当の理由」・・

第一回:「原因は大きく分けて三つある」

今回は原因の三つの概要について説明させて頂きます。

我々医療人にとっては医療(介護)保険点数は仕事に直結する非常に非常に大きな問題です。

日本国は1993年にバブル経済が弾け景気は後退の一途を辿り、

1997年の橋本内閣の間違った経済政策により不景気は加速しました。
*詳細はこちらhttp://ameblo.jp/tida-biz/entry-11870394954.html

それ以降、日本経済はいわゆるデフレーションという状態に陥っています。

そして、2001年に始まった小泉内閣の〝聖域無き構造改革〟によって、

我々医療分野にまでその影響は及びました。

それまで医療保険点数年々引き上げられる事が当たり前でしたが、

それが初めて引き下げられたのです。

勿論、それはリハビリテーションの点数にも適応され、

この10数年で平均して30%近い削減が行われてきました。

30%という数字を多いと捉えるか少ないと感じるかは人様々ですが、

病院経営者にとってはとんでもない大きな影響を及ぼします。

一般的に中小企業には80%以上が赤字だと言われています。

その中にある優秀な黒字の企業でも出ている利益の割合は総売り上げに対して5~20%です。

小泉内閣以前の病院も優良企業の中に入っていました。

優良企業でも多くて20%の黒字だということは

30%の収入減は優秀な企業(病院)であっても一気に10%の赤字経営に転じということなのです。

これがとんでもない事なのが分かるでしょうか・・・。

病院が頑張って利益を確保しなければPTOTの働く場所が無くなるということにも繋がり兼ねません。

そして、現在医療法人では倒産を免れる為に経費を徹底的に削減し、

その中で少しだけ出た利益を少しでも増やすそうと職員を増員して

365日体制でリハビリを行い、何とか何とか倒産を免れているのです。

これはリハビリだけではなく医療全体が同じような問題を抱えています。
(終末期医療などでの無駄遣い問題も別で存在していますが、今回は純粋に点数の問題について述べます)

では!

何故、こんなにまで保険点数は下げられたいるのか??

医療費削減によって引き起こされている諸問題に関してはそちらの専門家の方にお任せして、

この連載の中では〝医療費削減の裏側〟に焦点を当て、述べさせて頂きます。

今回は第一回目ですのでタイトルにある〝三つの原因〟に関して大まかに述べ、

軽く「原因その1」の解説を行います。

次回から2→3へと進んでいきます。

因みに全体を通して話しのメインとなるのは「原因その2」です。

問題の中核はここにあり、しかもほとんどの人がこれに関しては知りません。

何故なら経済政策の根底にある難しい問題が絡んでいるからです・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[保険点数を下げている三つの原因]

原因その1: デフレーション(不景気)による税収の減少

原因その2: 政府の経済政策の影響(新古典派経済学をベースとした間違った経済政策)

原因その3: ○○からの圧力(国民健康保険制度に変わって民間保険制度を導入する動き)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

原因その1: デフレーション(不景気)による税収の減少

これはそのまんまです。

不景気で税収が減れば、予算が無い訳ですから医療福祉の予算も削減されます。

これは本当です。

政府も「予算が無い」と言いますしね。

日本の税収の移行:

1993年:152兆円

2013年:151兆円

減っていない様にも見えますが他の国のデータを見ると事実上の減収だということが分かります。

アメリカの税収の移行は1993年のデータが探せなかったので、

2002年からの2013年までの変化をみると1.6倍程になっています。

日本のデータと同じ1993年からの移行を考えると2倍ほどの税収増加が予想されます。

他の国も大体同じく倍ぐらい税収増加となっています。

基本的に世界中の経済は軽いインフレーション状態にあるのが普通です。
(明治時代から比べると四千倍近く物価は上昇しています)

日本の税収が20年前とほぼ同じということは、

今現在は税収的には厳しいと判断した方が良いでしょう。

確かに、お金はなさそうです。

まあ、ここまでは良く聞く話です。

一般の方は「だから保険点数も削減されるのだ」と理解しているはずでしょう。

しかーし、実は他にも問題はあり、

税収の減少はメインの問題では無いのです!!

問題なのは「税収の減少だけが原因だ」と誰もがが思っている事です。

本当の原因は

「予算が無いから医療福祉分野への分け前が少ない」ではなく、

「予算を作り出す根拠自体が間違っている」というところです。

この〝根拠〟の部分に「原因その2」で述べる新古典派経済学を

経済政策のベースとしている日本の経済政策について話していきます。

ですからー、次回からが本題というわけです。

*変な陰謀説の話しなどではなく、経済学をベースとしたロジックの話しなのでご安心を(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次回はからの流れ:

原因その2: 政府の経済政策の影響(新古典派経済学をベースとした間違った経済政策)

・新古典派経済学とは
・デフレ期にインフレ対策をやっている
・セイの法則
・需要と供給の関係(市場原理)は必ずしも正しくはない
・緊縮経済で成長した例は世界中にこれまで無い
・政府が需要を生み出す大切さ
・医療福祉は一種の公共事業である

上記について段階的に述べます。

少し難しい話なので原因その2だけでも数回の連載に分けてお伝えしていくつもりです。

ではでは、またー!

仲村ケイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

[コラムテーマ募集中]

ボクに書いて欲しい内容の希望がある方はこちらのフォームよりご応募下さい。

→ http://www.ira2011.com/seijikeizai/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

[過去のコラム]

あなたの給料もどんどん下がるデフレ経済についてのコラムはこち
1,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11857930174.html
2,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11870394954.html
3,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11881299325.html

恐怖の日本経済破綻説について
1,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11890790858.html
2,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11895456290.html
3,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11902592158.html

日本は中国経済破綻時は道連れに
1,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11910340778.html
2,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11913597632.html

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でiairjapanをフォローしよう!

-未分類

Copyright© 国際統合リハビリテーション協会 コラムサイト , 2018 AllRights Reserved Powered by STINGER.