産道
Vol.45
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こんにちは、吉田ひとみです。
前回の続きは次回にまわすとして、少し女性の骨盤を、主に産道の説明を通して見てみたいと思います。
(図で確認した方が100倍わかりやすいと思います)
産道は円筒状で、前方に屈曲した形をしており、骨産道(外側)と軟産道(内側)の2つの要素に分けられます。
骨盤は、骨盤分解線に良い、大骨盤と小骨盤に分けられ、骨産道とは、この小骨盤が囲む内腔のことを表します。
骨産道は、骨盤(寛骨・仙骨・尾骨)により構成されます。
骨盤誘導線とは、骨産道の各部の前後径の中点を結んでできる曲線で、胎児はこの骨盤誘導線にそって進んでいきます。骨盤入口部の前後径を真結合線といい(解剖学的新結合線と産科的真結合線がある)、これらが短いと胎児は産道を通れません。
女性型を産婦人科では「安産型」といいます。男性型や扁平型や類人猿型は、赤ちゃんが上手く入れずに難産になる可能性があります。
骨産道は骨盤入口部、骨盤濶部、骨盤峽部、骨盤出口部の4つに分けられます。骨盤入口部に限らず、骨産道のどこかが狭かったり、形に異常があったりすると、胎児を娩出しにくくなります。しかも、骨産道の径は胎児の頭に比べ広い訳ではなく、入口部では横長、峽部では縦長といったように径の長い方向も変化しています。
骨盤のわずかな歪みが、出産に良くない影響を与えている可能性がありますね。
次々回は、分娩時の骨盤の可動性についてです。
お読みいただきありがとうございました。
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作業療法士 吉田ひとみ
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