福田陽介

歩行分析??元にしているデータはどんなデータ?

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僕が20代だった頃に比べて、アプローチや考え方やデータは格段に手に入りやすくなりました。

 

いい時代です。

 

姿勢や動作の分析も、得意とする人が多いのではないでしょうか?

データ(正常値?平均値?標準値?)もたくさんとられています。

 

そういうデータを基に、評価を行い、プログラムを立てることが多いでしょうか?

 

研究の環境

そんな時、ちょっと思い出してみてください。

歩行分析されている時の環境は、患者さんが「困ったなあ」と実感している時の環境とどのくらい似た環境でしょうか?

 

僕が知っている方法はかなり昔のやり方ですので今は違うかもしれませんが、歩行分析を行うときは、3次元解析装置で行なうのが主流でした。

 

分析される人は赤外線カメラ(6台くらい)のマーカーをつけるために、「普段とは違う格好」をして、「床反力計が設置された床」「まっすぐ」に歩きます。

数メートルだけ行ったり来たり。。。

 

そうじゃなくてもリハビリ室で歩行分析されるとき、患者さんは「いつものようには」歩きませんよね。

平らな床を、緊張して、まっすぐ歩きます。

(普段よりもちょっと盛った感じで)

 

非自然

だから、データをとっている時の動きは「非自然」な歩行に分類されるでしょうし、リハビリ室で「じゃ、歩いてください」っていった時に観察(分析)している歩行も「非自然」になります。

 

だから意味ないよ、と言いたい訳ではなくて、

「どうやったら自然な状態を評価できるか」

「どうやったら自然な状態を変化させられるか」

を考えないといけないよなあ、と思う訳です。

 

 

ありのままで・・・

例えば評価の時、入院(入所)してる人なら「病室(居室)周辺、食堂、トイレ付近での歩行」を観察したほうがいいし、外来の人なら待合室とか、治療台に来てもらうまでの歩行とかを見たほうがいいですよね。

 

つまり、自然な状態を、です。

 

荷重関節の荷重時の痛みに多いのは、関節の余裕が極度に少ない(hypo mobility)か極度に多い(hyper mobility)時です。

そういう状況になっていることを日常で認識しないまま動いている(こっちが自然な動き)ので痛みや機能制限に繋がっていたりします。

 

「これこれこういう風に動きましょう」という運動指導は、生活の場面ではほとんど行われないし、本人が気にかけてくれていてもこちらが伝えたようにできているかは確認できません。

自然にやっている動きというのは「考えていない動きのこと」ですよね?

 

だから、「相手が自然に行う運動」に対してアプローチしていかなければいけないので「脳」というか「認識」というか、、、に働きかけないといけないんですよね。

 

整形外科疾患だから関節の構造や筋、筋膜の走行だけわかっていればいいかといったら、それは間違いですね。

動作解析装置で力学的なデータを得たことだけでは、症状の解決は訪れません。

 

 

相手の認識へアプローチ

患者さん本人が固く強張らせている関節に気づいていないこともあります。

そういう場合には徒手的なアプローチを行うことは有効です。

「え、この場所って動くんですね」

って発見してもらえたりしますから。

 

相手の無意識下の運動をコントロールするという意味でインソールが有効な場合があります。

IAIR、mysoleコラボセミナーというのもあります

 

 

「統合と解釈」しましょう

忘れないで欲しいのは、我々が対象としているクライアントは

骨でも

筋肉でも

内臓でも

神経でも

認知でもなくて

「人」

であるということなんですよね。

 

 

部分的な、局所的な見方は大切です。

それができるのなら、多くの局所を統合する考え方を持って、戦略を練っていきましょう!

 

 

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