渡邉哲

評価が出来ない→治療が出来ないは、間違い。

投稿日:

まずは、きちんと評価することが大事。

こんにちは。
IAIRの渡邉哲です。

 

先日、7月17日は、理学療法の日でしたね。
つまりは、作業療法の日でもあるのかな???


と、この時期は、

学生の臨床実習(総合実習)の時期ではないでしょうか?


今頃、レポートの作成などに、

あくせくしているバイザーの方もいらっしゃるかと思います。

それも踏まえて、
学生の時を思い出して見ましょう。

 

学校でも、臨床の現場でも、

「きちんと評価することが大事」

と、たくさん言われてきませんでしたか??

学校でもいっぱい練習しましたよね。

 

評価項目としては、

ROM測定やMMT計測、片麻痺の評価。
形態周径や感覚検査、痛みの評価、
姿勢、動作観察・分析。
ADLの評価。家屋評価。

などなど。

 

いわゆる、
ボトムアップでの評価、関わり。

 

もちろん、
それがきちんとできるから、

トップダウンでの評価や関わりができると、
思っています。

 

現場で求められる関わりは?


ただし、
現場ではおそらく、

 

トップダウン的な関わり。

 

が求められます。

 

車が故障した場合を想像してください。
(今回は、エンジンがかかるけど、
すぐにエンジンが切れてしまう様な状態とします。)

その状態で、
最初っから、エンジンの部品の細かい部分まですべて、
分解してみたりしませんよね?

 

まずは、通常であれば、
一旦走らせてみたり、エンジン音を聴いたり、
アクセルやブレーキを踏んでみたり、
ワイパー動かしてみたり、

 

動かしてみるはずです。

 

そこで、
初めて何か、トラブルの原因をみつけて、
介入すべき場所を絞っていきます。

 

 

これ、トップダウンですよね。

 

実にシンプルな考え方の流れです。

 

そのトラブルに関係しているだろう場所、
部品のチェックを行っていきます。

 

その際は、
車の構造(原理原則、ルール)を元に考えるはずです。

 

これが
人の身体で言うと、
解剖学や運動学ですね。

 

だから、基礎は大事。


人の身体をトップダウン的に見るには、

確実に解剖や運動学が必要になります。

 

目的地に向かってのナビです。
あるいは、スマホでいう検索アプリです。

 

問題のある動きと関係のある場所に、
何があるかがわからないと、
何も手出しができないですもん。

 

データベースがあるかないかで、
全く変わってきますよね。

 

データベースの無いグ◯グル先生なんて無意味です。

 

だから、実習とか現場に出た時に、

 

「あー、、、もっと真面目に、
解剖とかやっておくんだった。。。」

 

ってなるのです。(自戒の念)


【評価=治療】という基礎概念。

だからといって、
基礎が100点満点でないと、
臨床に出てはいけない。


なんてことは、ないですよね。

そんなだったら、自分いられないです。。。
(もちろん努力はしないといけないですよ!)

 

ただ、自分が患者さんだった場合で考えると、

「評価してほしい」

なんて、これっぽっちも思いませんよね?

 

思うことは、

「良くしてほしい」

って、ことだと思います。

 

(意識が高い患者さんの場合は、
自分の考えがあっているか、
専門家的に評価してほしいって方も中にはいるかもしれません。)

 

これは表裏一体ではありますが、

【 評価=治療 】と、

考えることが大事ということが言えます。

 

現象が先、根拠は後。

実際の介入で考えます。

 

肩が上がらないAさん。
スムーズにあがるのは90度まで。

 

肩甲骨周囲に痛みが出て、
130度くらいまでしかあげれません。
体幹や頸部の代償が入ってきてしまう。

 

Aさんの様の場合、
動きに関連する筋や関節の評価を1個1個してたら、
時間なんてあっという間になくなります。


なので、ある程度、

動かして、抵抗感や筋力、主観での動きをしてもらったら、
(評価を共有したら)

 

実際に介入してみるのです。

 

リスク管理をした上で、
肩関節の動きに影響が出そうな部位への、
テクニックを行ってみるのです。

 

ここでは、
IAIRでもお伝えしている、
肩甲上腕関節の調整テクニックとします。

 

それで、110度位までは、
スムーズにあがるようになった!

 

でも、まだもうちょいと引っかかるものがある。

 

では、さらに、
小胸筋のリリースをしてみよう!

と、やってみるも、
あまり変化がない。。。

 

んー、では、次は、
肩甲帯が挙上しているように見えるので、
肩甲挙筋のリリースをしてみよう。

やってみると、
130度までスムーズにあがるようになった!

 

と、こんな綺麗にはいくことは少ないかもですが、
この場合を考えると、

 

介入によって、
小胸筋はあまり関係がなく、
肩甲上腕関節と肩甲挙筋のトラブルが、
動きの阻害因子だったとしてわかりますよね。

 

まずは、現象を先に起こして、
そこに根拠や理屈をくっつけていくほうが早いのです。

 

IAIRで学んだテクニックをどのように、
使っていいかわからない。

 

という声もありますが、
上記のように使ってみるのは、
患者さんにとっても利益があることではないでしょうか。

 

評価ももちろん大事です。


下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる。でもダメですからね。


でも、
最初からうまくなんてはいかないのです。

 

やってみて分かること、
やらないと分からないことがあるんです。

ぜひ、現場で活かしていただければ幸いです。
IAIRは、継続してサポートしていきます。

 

それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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write by 渡邉 哲

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
常任理事 理学療法士  渡邉 哲

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