福田陽介

努力しているのに結果が伴わない人に欠けているものは・・・

更新日:

臨床に自信が持てない

「こんなはずじゃないのに・・・」

 

昨年国試に合格して、働き始め、不安や希望の中、なんとか1年過ごしてきた男性理学療法士がいました。

名前は小池さん(仮名、実在しません。)

 

小池さんは、職場の「業務」を覚えることにまず必死になり、なんとなく社会人「っぽく」過ごしていましたが、ある時に「自分が何にもできない」ことに気づき、先輩や同僚にどんどん質問するようになりました。

 

いい傾向ですね。

 

環境の異なる人の話が聞ききたい

先輩に教わり、同期とディスカッションして、少しずつ思考の整理ができてきた頃、さらに気づくのです。

 

「同じ環境で、同じ思考で仕事している人と話していても、世界が広がらないなぁ」

「実際、何か解決できる能力がついた感じしないし・・・」

「患者さんはよくなっていかないし・・・」

 

そう気づいた小池さんは、自分の休日や出張制度を利用して、講習会に通うようになります。

 

多くない給料の中から、あれこれ我慢して金額がたまると講習会に行ったり、参加費が高いものに関しては、親からお金を借りて講習会に通いました。

 

「勉強のためなら、いいよ」

と快くお金を貸してくれた親の気持ちに応えるためにも、小池さんは熱心に学び、知識を吸収していきました。

給料が突然上がるわけではないので、返せるアテはなかったという現実が、貪欲さに拍車をかけました。

 

頑張っているのにね・・・

周りもその努力を認めて、応援してくれたり、褒めてくれるほど、小池さんは必死に勉強していました。

職場での業務も覚え、独り立ちをして、落ち着いて日々の仕事に取り掛かっていました。

 

でも、なんだかおかしいのです。

 

周囲が認めるほどの努力をしている小池さん。

担当患者さんはよくなっていかないのです。

 

「こんなに頑張ってるのに、教わった通りやっているのに、なんで・・・」

 

努力をしている姿を知っている周囲の人は、小池さんを責めたりはしませんでした。

むしろ、励ましてくれました。

小池さんからしたら、その優しさも辛かったのです。

 

一つのきっかけで

就職して、1年が過ぎ、後輩も入ってきて、先輩となった小池さん。

これまで通り張り切って勉強するのですが、やっぱりこれといった効果を感じられません。

 

そんな小池さんに転機が訪れました。

 

「小池さんのリハビリの後、すっごい調子いいんですよ。痛くなく動けるし、すごいっすね」

と若い患者さんから声をかけられたのです。

 

これまでは、経験が浅いからという理由で「維持期高齢者」を担当することが多かったのでした。

それが、努力を認められたのと、経験値を積んでいるからということから、24歳の急性期の患者さんを担当したのです。

 

患者さんからそのように声をかけられた小池さん。

めちゃくちゃ喜び、「これまで頑張ってきたことは間違ってなかった」と自信を持ちました。

 

その後の小池さんは、次々と患者さんから喜びの声をいただき、病棟からも信頼が置かれる療法士になっていきました。

後輩からは頼られ、先輩からは難しい症例を任される、リハビリ室になくてはならない存在になっていきました。

 

変化の理由は努力じゃない

この話は、完全な実話ではないのですが、近いことが実際に起きています。

 

この話の小池さんに怒った変化は「努力」の結果でしょうか?

努力していなかったら起こりようのないことなので、熱心に努力していたというのが前提です。

 

変化の理由はそこではありません。

 

変化の理由は「自信」なのです。

 

熱心に勉強して、努力を重ねていた小池さんは、「自信につながる体験」をしないまま時間を過ごしています。

習ったこと、教わったことが担当患者さんにきちんとできているか、そういった「リアルなフィードバック」が得られないままがむしゃらに頑張っていました。

 

若い患者さんが小池さんに声をかけましたが、実は小池さんの能力によって起こった回復ではなかったのです。

若い患者さんで軽症で急性期の場合、「適切な医学的処置」が行われると、よほど変なことをしない限り「勝手に回復」していきます。

小池さんが何もしなくても、若い患者さんは回復したのです。

 

しかし、若い患者さんは小池さんのおかげだと思い声をかけました。

さらに「回復」という結果を共有できました。

ラッキーが重なったのです。

 

それが小池さんの自信につながり、その「自信」がブレイクスルーを起こしたのです。

 

きっかけは何かわからない

努力を続けていることは前提ですが、努力したから誰しもがスーパー療法士になれるとは限りません。

置かれた環境もそうですが、一番大きいのは「自信」ではないでしょうか?

 

自信をつけるためには、ちょっとした仕掛けが必要な時もあります。(難渋するケースから外すとか)

偶然の出来事がきっかけのこともあります。

 

いつ出会うかわからない「小さな成功体験」の積み重ねが自信になり、自信が技術を確かなものに変えていきます。

 

自分を信じることが、身につけた技術の効果を高めます。

そのためには、基本的に身につけておくべき知識と技術があり、それを繰り返し練習する努力が必要になるでしょうけどね。。。

 

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