福留良尚

第69回「触診上達のコツ、拙い人の特徴」

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From.IAIR 福留良尚

鹿児島の自宅より

 

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】コラム

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

「どうやったら触診が上手くなりますか?」

 

先日開催した福岡セミナーで頂いた受講生からの質問です。

 

手前味噌で申し訳ないですが、IAIR受講間もない方は、インストラクターの触診の違いにビックリされます。

深く、そして繊細なタッチは、徒手的アプローチをする上で大きな武器です。

同じアプローチでも、その違いで患者さんの反応は全然変わってきます。

 

本日は触診を上達させるためのコツ、シェアしていきます。

同時に上手くない人の特徴も書いていきますので、参考にして下さい。

 

 

触診の意義について大塚氏は、このように述べています。

「触って、診るという行為によって、その組織がどうなっているのかを確認する」

身体内部の現象を、手を通じて確認することが触診です。

 

 

解剖学的なイメージや、起始停止などのランドマークを明確にすることは基本ですね。

それと共に大切なのは、何故そこに触れるかです。

 

触診することが目的になってはいけません。

患者さんや利用者さんは、治療を受けに来ているのであって、触診されることが目的ではありません。

治療によってどんな変化を提供したいのかを明確にしなければなりません。

 

日々の臨床の中で、常に目的を持ってその手段として触診をしましょう。

 

触診のコツ①:何を目的にそこに触れるのか

 

 

反対に、触診があまり上手くない人には特徴があります。

 

・力を入れて触っている方...

自分が緊張していては患者さんの身体内部の微妙な変化を感じれるわけがありません。

 

身体の奥の筋、大腰筋や梨状筋を触診する際には、1か10ではなく1から10まで段階的に深く触れていくよう意識しなければなりません。

離す時も10から段階的に離しますので、パッと離しては不味いです。

自分の母指のIP関節が曲がった状態で、強く押している方要注意です。

 

 

・体重を掛けて押している方...

治療は感覚のやり取りです。

体重が乗っている時点で相手は押されないよう硬直します。

硬直すれば、身体は変化しにくくなります。

 

 

相手の変化を感じるためには、自分が緊張していてはいけません。

反対に、相手の変化を促すためには緊張させてはいけません。

 

触診のコツ②:治療の際、如何に自分と相手がニュートラルでいられるか

 

 

もう一つ、これはやや難しいかもしれません。

我々セラピストは、筋や関節には良く触れます。

反対に内臓や頭蓋の動き(頭蓋骨も動きますからね)は、あまり触れないでしょう。

 

例えば、心臓の拍動は胸の近くで触れば、ドクンドクンと振動を感じることが出来ます。

遠位、四肢の末端に行くにしたがってその振動は感じにくくなっていきます。

ですが、その振動は軟部組織や皮膚を伝って微細ではありますが、末梢へと伝わっているんです。

 

呼吸も一緒です。

胸郭の動きだけに着目してしまいますが、肺胞のふくらみは、周囲を覆う膜組織から末端へと伝わるんです。

 

 

一度相手の手を握って、手に伝わる呼吸のリズム、心臓の拍動を感じる練習をしてみてください。

身体中心部では、その動きが起こっているということを認識しながら触るんです。

相手の身体内部で起こっていることは、感度の高い手であれば、きっと末端でも感じることが出来ます。

 

触診のコツ③:身体内部の現象を理解しながら触れる

 

 

①②は、今日からでも出来ます。

反対に③は、かなり難しいです。

このコラムを読んで一朝一夕で出来るようになるのは至難の業でしょう。

やはり現場で学ぶのが一番ですね。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

常任理事 IAIR九州 理学療法士

福留 良尚

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