週刊 福田陽介

No148 理学療法士ガイドラインを熟読したら「いいこと」書いてあった

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No148 理学療法士ガイドラインを熟読したら「いいこと」書いてあった

 

ちょっと、訳あって「理学療法士及び作業療法士法」とか「日本理学療法士協会の理学療法士ガイドライン」とか読んでいます。

そうしたら、とても「いいこと」が書いてありました。

普段、この手の文章を繰り返し読んでる時間は、臨床で活躍される皆さんにはないと思われますので、ボクが読んで「おぉぉ」と思ったところをシェアします。

 

勉強しなさいよ、と協会は言っている

理学療法士ガイドラインを読んでいると、以下のような文章に出会いました。

 

同規定(日本理学療法士協会倫理規定)はこの目的を達成する原則として、

『3.理学療法士は患者の医療、福祉に寄与 するために、常に高水準の専門的知識と技術の習得、維持に努め、これを実践に生かす。』

『8.理学療法士の活動は、病院・施設内に留まらず、広く公衆衛生、保健、地域活動の 向上にも関与し、社会の理学療法への要求に答えるよう努力する。』

『9.理学療法士は、 後進の育成に関心を示し、教育水準の向上を図るよう努力する。』

と定められている。

 

社会の要求に応えられるように、常に高水準の知識と技術の習得維持に努めなさい、とガイドラインは言っている訳です。

先日、紹介した「残念な先輩」が居る職場とかはガイドラインに反しているわけですね。

(参考:No.143 空気読めない先輩PTがリハビリ室をぶち壊した話(臨床あるある)

 

社会のニーズはあらゆる場面で多様化してきています。

理学療法士では解決不可能な要望もあることでしょう。

その、「解決できない」場合の理由が、「自らの努力不足」でないようにしましょうね、とガイドラインは言っています。

解決方法はいたるところに転がっています。

理学療法士の技術と知識で解決に結び付けていきましょう。

 

せめて医師の考えが理解できるくらいの知識が必要

医師の指示のもとに理学療法を行うわけですので、医師の考え、医師の思考過程(意思決定過程)が理解できないと「医療行為の一部」を担っているとは言い難いですね。

 

本来医師が自ら行う医行為の一部を理学療法士が補助行為として 施行するのであるから、それは医師自らが行った場合と同等の優れた医行為でなければな らない。したがって、そのような優れた医行為の実施のために担当医師から留意すべき事 項についての情報、例えば理学療法施行上、対象者に生じる可能性のある生命および保健 管理上の危険性、効果的な理学療法のために考慮されるべき医学的所見、適用されるべき 理学療法手段に関する担当医師の意見等についての指示を受けておくことが必要である。

 

◯◯関節可動域訓練

◯月◯日〜 1/2部分荷重

心拍数◯◯以下でコントロール

 

などの医師の指示が読めない人は理学療法士をやめてください。危険ですので。

指示が読めるだけでなく「指示の根拠、指示の裏側にある考え」までが読めるようになるべし、とガイドラインは言っています。

指示の裏が読み取れない場合は、直接話に行けばいいですよね。

 

その時に、医師が使う言葉が理解できないのでは話にならないので、「医師」と同じような勉強はしておかないといけません。

(余談ですが、ボクは医師と同じ言語で話していたので、医師からの信頼を得ていました。)

 

医療行為の一部を担う以上、医師の思考に追いつくくらいの勉強はしておいてしかるべき、そう思います。

 

医師の指示には、一般的な指示、具体的な指示、あるいは直接指導といったものがある が、その内容および記載については、指示を受ける理学療法士の知識・技術・経験の程度 もしくは対象者の重症度により異なるであろう。大切なことは、理学療法士として知識・ 技術の研鑽に努め、治療者としての自分を高める努力を続けることである。また、医師の 指示と自ら実施する理学療法の間に、理解不足の間隙が生じないよう配慮する必要もある。

 

ね。

 

統合医療のことですね

理学療法ガイドラインは、統合医療的考えを推奨しています。

我々は、自己の研鑽はもと より、関連する分野に対する知識や現在の医療に対する問題にはいつも注意を払い、情報 を収集し分析することによって、その時代にあって一番よい治療のために、医療技術の研 鑽義務が課せられている。

 

患者が最適な医療を選択できるように、情報は用意しておかなくてはいけません。

自分の専門分野以外にも、関連する分野の知識、技術、情報を「できなくてもいいから知っている」ことが大切です。

(専門分野は「できなきゃ無意味」ですよ)

 

患者にとって有益なのは、「あなたが何でもできること」ではありません。

「どうすれば良いのか、何を選べば良いのか」

を決定するための情報を提供することにあります。

 

でも、これってIAIRが進めている「統合医療的考え」ですよね。

理学療法士協会も目指すところは同じなのですね。

そうそう、日本作業療法士協会からもご後援いただいているIAIR学会は来月開催です

(参考:http://iairjapan.jp/congress2016/ )

 

と、いうわけで普段から「勉強しましょうね」って言っているボクのエヴィデンスを見てもらいました。

(エヴィデンスが大事ですものね)

理学療法士を名乗る以上は、ガイドラインを参考にしながら、「理学療法士及び作業療法士法」、「日本理学療法士協会倫理規定」から外れないように活動をしていこうと思います。

 

IAIRの活動はこちらで確認ができます。

→ http://iairjapan.jp/

 

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