齋藤 信

「土を変えるか、肥料を変えるか」【PTOTの為のマネジメント】(118)

投稿日:

(ブログで見る:http://ameblo.jp/otjyuku/entry-11772064924.html
みなさん、こんにちは。
最近、エラー頻発中の
(社)JIR協会マネジメント講師の齋藤です。
実は先週のコラムなのですが、
Facebookでご覧になれなかった方がいたかもしれません。

(先週のコラム 小さな種は大樹に育つ:http://ameblo.jp/otjyuku/entry-11767382807.html)

というのも、
実はFacebook投稿用のコラムをメール送信し損なっており、
なんと、エラーメッセージとして帰って来たのが水曜日でした。

そう、それまで全く気がついていなかったんです。
Facebookページへの投稿が遅れているのかな~と、
Web担当の方の多忙さを思い浮かべていたのですが、
他の面子のコラムが載っているじゃないですか!
あれれ?
となって、ようやくエラーメールに気付いた、と……
いやはや。
思い込みで仕事をしちゃいかんな~と。
あなたもそんな体験はありませんか?
思い込みで行動してしまう。
実はこんな事って、医療現場で起きるインシデントでよくあることですよね。

毎月行なわれている『リスクマネジメント委員会』で必ず、
「原因:○○薬を同じ名字の○○さんへ処方されたものと思い込んで……」
といった類いの報告って、あがってますよね。
そこで医療現場で行なわれるのが、
ダブルチェック、トリプルチェック。
でも実際には、やらなくなっている現場の方が多いんですよね。
理由は『忙しいから』
そう、

忙しい → 分析しない → 間違った対処 → エラー頻発 → エラー対処 → 忙しい

このサイクルですよ。
しかも、このサイクルが回る毎に、スタッフが疲れていきます。
見事に疲れていきます。

 

実はこの事実、先週のコラムと原因と対処は全く同じですよ。

・分析していないため、対処法が間違っている。
・対処法を実践させる土壌ができていない。
・言いだした奴がやらない。
・目の前にある仕事をすることが使命。
・ただでさえ忙しいのに、なんで仕事を一から組み立てなおすのかわからない。

まあ、先週より今回のケースはやや増えてますが。
とにかく、
最初にまとまった時間を作って根本原因を分析する。
IRA研究会のテクニックもそうですよね。
より根本に近いところから変える。
今回の『思い込み』という点でいえば、
指示された内容を自分で解釈してしまうことが問題ですね。
だったら、独自の解釈をする余地を無くせばいいと思いませんか?
となれば解決手段は先々週の『復唱』すること、
またはより根本的な『同じ名字の人』に個別の認識シールを貼るなどでしょうね。
前の職場で実践した方法では、
同じ名字の人には、名前の下にカラーシールを貼って注意を向ける方法を取りました。
定着するまで3週間ほどかかりましたが、
それ以降はエラー件数が減っていき、数ヶ月に1回程度に減りました。
きっと、もっといい方法があると思います。
このやり方は、あくまで僕がいた現場での話ですから。
あなたの職場で育った問題の根っこ……
それを育てた土壌(職場や人、その雰囲気)が問題なら、土壌改善に時間をかけるべきですし、
土壌が良くても肥料(テクニックやノウハウ)が問題なら、追肥するか肥料そのものを変えればいい。
同じ職場の同じものを見ている人だから気付ける事って、
あるはずですからね。
さて、いったんまとめましょう。
・忙しいサイクルは人を疲弊させる
・根本原因を特定しなければ改善できない
・現場を知るからこそ出来ることがある
この三つを気に留めて来週からのお仕事をしていてくださいね。
では、また来週お会いしましょう!

 

JIR協会マネジメント講師
どM貴公子(R)齋藤 信

 

追伸 1
『わかってるよ、だけど下っ端がいくら言っても上が変わらなきゃダメじゃん』
ああ、そんな声が聞こえました。
そうですよね。
そろそろ2年半近くマネジメントのコラムを書いてきましたが、
一番の問題は、やる気のある若手療法士がマネジメントを学び、
その上司がマネジメントを学んでくれないこと。
チーム職場で一人熱くなってもハブにされます。
だったら……上司と一緒にまずは考えを共有してみませんか?
お互い、どんなリハ科をつくりたいのか???

目標設定講座は明日 2月16日 東京開催です。
https://business.form-mailer.jp/fms/837ae86125432
追伸 2
臨床実習生向けに書いた本ですが、
内容はマネジメント思考のてんこもり。
マネジメントセミナーを受講する時間が取れない方はコチラをおすすめします。
現場に置き換えて読んでみてくださいね。
『作業療法学生の虎の巻』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00HY3C8K6/

 

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-齋藤 信

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