赤羽秀徳

 『危険回避』は必要。『恐怖回避』は不要!

投稿日:

腰痛治療の権威 赤羽博士プレゼンツ
☆☆腰痛治療 と 温かな人間関係の築き方を学ぶ☆☆
―腰痛治療のスペシャリストを育成するコラム―
みなさん、こんにちは!
複合的腰痛アプローチ法  IRA Lumber Pain Technique(ILPT)で、
講師をしております赤羽博士、通称「赤ちゃん」です。
隔週で日曜日のコラムを担当しております。
本日も、お読みいただきありがとうございます。
東京では、45年ぶりの大雪となっております!!
雪かきや除雪があまりされてない道が多々あり、大変危険な状態です。
しばらく雪が残りそうです。雪道に慣れてない方は、転倒に十分注意してお出かけください。
そのために、靴の選択を慎重に・・・。

 

ところで皆さん。先月末に突然話題となった「STAP細胞」!
素晴らしい発見ですね!!
「刺激が引き金となって多能性を獲得した」
という意味の英語の頭文字から名付けたようです。
細胞に刺激を与えることで、さまざまな種類の細胞に変化できる能力を持っているということですが、
今後の研究に期待したいですね。
今回は、その刺激(物理的なストレス)への対応ということを、腰で考えてみましょう。
テーマは、
「 『危険回避』は必要。『恐怖回避』は不要! 」
です。
よく患者さんから、
「重いものは、持たないようにしている」ということをお聞きしませんか?
そこには、患者さんなりに理由があり、持たないことが最善と思い、
持つことをかなり意識的に避けていると思います。
多くの場合、再発の『恐怖心』があるようです。
しかし!
「『恐怖』は逃げれば 二倍 になるが、
立ち向かえば 半分になる!!」
とも言われます。
いきなり過負荷のものを持って、再発することは避けたいですが、
何らかの方法で、立ち向かっていきたいですね。
つまり「危険回避」は必要ですが、
「恐怖回避」は不要、ということです。

 

 

「痛みを恐れて動作や活動を避けること」を
「恐怖回避行動」といいます。
この状態にある場合は、予後がよくないといわれています。
繰り返しますが、恐怖は逃げれば、2倍になります。
「恐怖回避」の悪循環から抜け出せなくて、腰痛が慢性化したいる方もたくさんいらっしゃいます。
その悪循環から抜け出すために、少しずつストレスを与えていきたいですね。
「STAP細胞」も「刺激が引き金となって多能性を獲得した」のですから・・。
椎間板へのストレス(負荷)が有益とする研究もあります。
「600例を対象とした研究によって、BMI高値、引き上げ筋力が強い
作業強度が高いといった因子はすべて『椎間板変性を遅らせる』ことが
椎間板のMRI信号強度から判明」という報告が、
Videmanらによって、Spineに2007年に掲載されました。
骨も刺激がないと、強度が低下していくように、
椎間板にも刺激が必要ですね。
ただし、
腰の使い方には気をつけたいですね。
最近の2回で、お伝えした「くしゃみ」や「洗顔」の仕方も腰へのストレスの与え方のバリエーションです。
ストレスの与え方を変えると、できることが増えて行くことはよくあります。
痛みを恐れて動作や活動を避けるのではなく、
どうすれば立ち向かえるようになるのか患者さんと一緒に考えていきたいですね。
最後に、そのためのポイントの一つをお伝えします。
それは、
「痛み“ゼロ”を初めから目指さない」
です。
・全く痛みがない状態を目指すと、挑戦できなくなります。
・はじめは、我慢できる範囲の痛みは、覚悟して取り組んでみましょう。
・覚悟ができると、様々なアイデアを試すことができます。

 

成長には、失敗はつきものです。
痛みが全く出ないように意識するよりも、まず、「危険は回避」して試し、
そこから学ぶ姿勢を身につけたいですね。
そんな、支援をしていきたいですね。

 

是非、一緒に学んでいきましょう!!
患者さんの素敵な笑顔のために。

 

IRA研究会  認定アドバンスインストラクター

複合的腰痛アプローチ法
IRA Lumber Pain Technique(ILPT)講師 赤羽秀徳

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でiairjapanをフォローしよう!

-赤羽秀徳

Copyright© 国際統合リハビリテーション協会 コラムサイト , 2018 AllRights Reserved Powered by STINGER.