森本 義朗

IAIRの扉

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Title: IAIRの扉

 

皆様こんにちは、IAIR東海支部長改め、会長の森本義朗です。

 

今日は会長としての所信表明ではないですが、学会後にfacebookに投稿したものが、予期せずスタッフ内外問わず22件ものシェアをいただきましたので、もう少し詳しくそれについて書いていきたいと思います。

 

Facebookにupしたものよりも詳しく書きますので、違いも含めて読んでみてください。

IAIR学会が終わって一週間。

 

余韻もすごいですが、来年の統合医療元年の先行学会として、大成功に終わったことを誇りに思っています。

 

統合医療というと、まだまだトンデモ医療の枠組みにされてしまうこともよくありますが、環境やその人の物語りを大事にしたものであり、プライマリな視点を有していれば、誰にも理解できる内容であると考えます。

 

保険事情や病院施設内の環境により、やむを得ないこともあるでしょう。

という前提の中で進めていきますが、現代医療ではEBM(Evidence Based Medicine)が重要視され、患者さまの背景にまで目を向けられないことが多いのが現状です。_

 

しかし、在宅医療が推進される背景もあり、NBM(Narative Based Medicine)の視点が必要不可欠になりつつあります。

 

ここでボクが言いたいのは、EBMばかりでなくNBMも見ましょう、ではありません。

 

EBMもNBMも大事にしましょう、これはまあそう思います。

 

でもそれだけでもありません。

 

本来EBMだとか、NBMだとか、区分する必要すら本来ないのです。

 

北陸支部長の陽介さんのブログ、非常に共感しました。

http://iairhokuriku.jp/fukuda-blog/今のまま10年経ったらリハビリは消えてしまう/

 

近代医学のパイオニアである、ウィリアム・オスラーは言いました。

 

「医療の実践はサイエンスに基づくアートである」と。

 

医学は学問、医療は実践、なのです。

 

サイエンスを軽視するつもりは毛頭ありません。

 

しかし、アートを軽視してはなりません。

 

フランスの生理学者、クロード・ベルナールは言いました。「病気は外部から侵入することによってではなく、私たち自身の内部にその原因がある、健康は内部環境のバランスによる」と。

 

ベルナールは近代生理学の生みの親であり、生物学の発展に大きく貢献した人物です。また、ホメオスタシスの生みの親でもあります。医学は科学でなければならない、と強く提言した人物です。それでも上記のような発言をする、というその根拠をボクたちは知っていなければなりません。

 

またルイ・パスツールも死を迎えるとき、こんなことを言っています。「病原体はなんでもない。すなわち地球がすべてである」と。

地球とは、環境、と訳することができるそうです。

 

パスツールは、近代細菌学の開祖と言われています。免疫・ワクチン・病原体などに大きく貢献した人物です。コレラを発見したコッホと並ぶ細菌学のパイオニアと言っていいでしょう。そのパスツールですら、最後には上記のような発言をしているのです。

 

アートを軽視するような医療は、決して許されるものではありません。

 

ヒトには、必ずそのヒトの歴史があり、物語りがあるのです。

ボクたちはその人それぞれが有する歴史・物語り、ひとそれぞれが有するからだの個別性を、いろいろな視点でみていくことが重要です。

 

それは生理学的にも、脳科学的にも、心理学的にも、運動学的にも、解剖学的にも、統計学的にも、です。

 

ボクたちは、医療という枠の中でしか仕事ができません、というわけでは決してありません。ただし、プロフェッショナルであるという自覚と誇りを持って社会に出なくてはなりません。

 

それが社会に対するボクたちの責任だからです。

 

病院、施設内での仕事だけでは厳しくなる時代が来ます。

 

ここまで読んでくれるヒトであれば、これはもうなんとなくだけでも理解しているはずです。

 

これを打破する方法、それは、、

 

我々自身が作った壁をいかに壊していくか、頭のネジをどのように外していくか、が重要だとボクは考えています。

 

それは時に、とても苦しい作業です。

 

そしてその苦しさから逃げたくなった時、何かを批判したり、否定したりしてしまいます。

 

・機能がみれることが重要だ。

・いやいやADLこそ重要だ。

・東洋医学なんてEvidenceがない。

・目に見えるものしか信じられない。

・スピリチュアルなんて怪しい。

 

どれもよく目にするものです。

 

ボクは否定という感情自体にヒトの物語りを感じます。

 

否定するだけの何か大きなエネルギーがあるはずだからです。

 

それは時として、自分自身のエネルギーが何かに抑圧された時、否定という形で発散しているのかもしれません。

 

自分でも気づかないうちに抑圧されているのかもしれません。

 

壁を壊し、ネジを外すことが苦しい時、いつでもIAIRを覗いてみてください。

 

IAIRの扉は、いつでも開いているはずです。

http://iairjapan.jp 

 

統合医療というキーワードすらなくなる時代を求めて、ボクたちは前進を続けます。

 

時に、ボクも何かを否定している時があるはずです。笑

 

その時は、必ずそのエネルギーを動力に変えて前進することをここに誓います。

 

統合医療元年、その時はもうすぐです。

 

皆さん、ボクたちと一緒に新しい扉を開きましょう。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

国際統合リハビリテーション協会 会長 森本 義朗

メールアドレス:info@iairtokai.jp

ホームページ:http://www.iairtokai.jp

IAIR東海facebookページ:www.facebook.com/iairtokai

 

 

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