吉田ひとみ

月経血の量が多いかどうかってどうやって判断するの?

投稿日:

月経血の量が多いかどうかってどうやって判断するの?

 

第五十六回

 

吉田ひとみです。

隔週金曜日に女性セラピスト向けのコラムを配信しています。

 

生理の異常を判断する基準となるものに、過多月経や過少月経と言うものがあります。

 

でも、自分の経血量が果たして多すぎるのか少ないのかどうか判断に迷いますよね?

 

今回は、経血量が多すぎる異常、つまり過多月経についてお話をしようと思います。

 

まず、過多月経を論ずるにあたり、正常な月経にみられるトータルの出血量はどのぐらいでしょうか。日本産婦人科学会では20から140ミリリットルの出血量を正常と規定しています。

 

アメリカの教科書には25から75ミリと言う記載があります。それを超えると月経過多ということになります。

 

うーん、、、とは言え、月経血の量を正確に測定することって難しいですよね。

 

そこで、実際の診療の現場では貧血を起こすほどの出血があるか否かが過多月経の診断基準となっているようです。

 

具体的に言えば、生理用品を1〜2時間で交換しなければならない、外出ができない、就寝中布団やベッドを汚してしまい熟睡できない、と言ったようなことです。わたしの知る人では、バスタオルを敷いていなければ安心できないという人もいました。

 

そして、もう一つポイントがあります。

それは、「レバーのような固まりが出るかどうか」です。

 

その理由を説明する前提として、知っておいて欲しいことが1つあります。

 

その前提とは、「月経血は子宮内で固まらない」ということです。これは明治以前から知られています。

通常は、体のいかなる国からの出血も、短時間に大量の出血が起こらない限り、血液がやがて凝固して止血されることになります。

 

月経血が固まらない理由は、血液が固まるのを防ぐ作用を持つプラスミンという酵素が月経血中に存在するためです。

月経血の量が多いとプラスミンの量が足りず、子宮内に血の塊が形成されます。そして十分にプラスミンによって溶解しないまま、レバーのような塊を含んだ月経血が排出されることもあります。

 

つまり、月経血の量が異常に多いかどうかは、この血の塊が出るか、それがどのくらいの大きさかといったことである程度判断できます。親指の頭の大きさぐらいの血の塊が出る程度の事は稀ではなく、あまり心配する必要はありません。

 

過多月経の原因として多いのは子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内腔に発生した子宮内膜ポリープ、または血が止まりにくくなるような血液疾患などがあります。

 

あなたはどうでしたか?

 

もし、自分は月経過多だと思われる場合は婦人科の診断を受けてくださいね。

 

それでは、読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でiairjapanをフォローしよう!

-吉田ひとみ

Copyright© 国際統合リハビリテーション協会 コラムサイト , 2017 AllRights Reserved Powered by STINGER.